こんにちは!
2023年10月3日放送の世界仰天ニュースで、体がくっついて生まれてくる結合双生児が取り上げられます。
そこでは過去日本でも生後2か月で分離手術を受けた双子の姉妹”長嶺姉妹”も取り上げられるようです。
ということで今回は、日本の結合双生児”長嶺姉妹”のその後と現在、日本に少ない・いない理由について見ていきます。
【仰天】日本の結合双生児”長嶺姉妹”とは?
世界仰天ニュースで結合双生児が取り上げられます。
知っている人も多いと思いますが、結合双生児とは体がくっついて生まれてくる双子の子供のこと。
発生率はアメリカの大規模調査によると、出生10万分の1の割合とかなり珍しい確率です。
およそ半分が死産、20%以内が生まれて1日以内に死亡、生存率はわずか
25%以下と言われている。
そんな結合双生児ですが、日本では過去に一組だけ事例があります。
その双子が「長嶺姉妹」という女の子。
日本の結合双生児の長嶺姉妹
長嶺姉妹は、2001年1月10日に沖縄県恩納村の夫・聡さんと、栃木の宇都宮出身の妻・栄子さんとの間に生まれた姉妹。
光ちゃんと栄ちゃん。
母親は妊娠12週の検診で結合している可能性を告げられるが、出産する事を決意。
ただ、当時の沖縄県には結合分離に対応した病院がなかったため、神奈川県川崎市の聖マリアンナ医科大学で出産することに。
2人は11月に沖縄から川崎へ、すぐに妻は入院する事に。
沖縄から出てくるために貯金を使った聡さんの所持金は2万円。
そのため直ぐに日給のバイトをして生活費を稼ぎはじめます。
しかし、結合双子分離手術の費用が約600万円かかることがわかる。
払えないと頭を抱えていたところ、病院側から手術費用は育成医療給付の申請をすれば、医療保険の自己負担が助成されると説明があり、手術費用の心配をすることがなくなりました。
長嶺姉妹の分離手術
出産時はお腹の部分が結合していましたが、元気に生まれてきたと言います。
体重は2人で、3722g。
手術後の詳しい検査でも共有部分は肝臓のみで、それ以外の臓器は完全に独立していました。
2人が共有する肝臓に付属する胆管が2人分なければ、どちらかがその後の成長に大きな問題を残すことになると思われたが、胆管も2つあったことが分かり、2001年3月7日に子供たちの分離手術は順調に進み4時間で終了。
手術から2週間で退院しました。
長嶺姉妹のその後と現在
出産したのが2001年1月10日。
あれから22年が経過しましたが、現在も元気にされています。
光さんと栄さん。年齢は22歳ですね。
とってもかわいい美女になっています。
現在の2人の様子ですが、本人と思われるYouTubeチャンネルに動画が投稿されており、元気な姿が確認できますね。
日本に結合双生児がいない・少ない理由
日本では長嶺姉妹以外に結合双生児が確認されていないようです。
結合双生児が生まれてくる理由ははっきりと分かっていないようですが、理由は以下が考えられます。
・枯葉剤の影響によるもの
・人種の違い
・環境の劣悪さ
枯葉剤の影響
一番有名なものが、枯葉剤の影響によるものです。
ベトナム戦争でアメリカ軍が枯葉剤を投下していました。
この戦争時に使われた薬剤による影響で胎児が結合し生まれたそう。
日本では枯葉剤が投下されたことはないため、結合双生児が多く生まれることが少ないようです。
人種による
ホスピタによると人種によっても違うようです。
本来一卵性双生児として産まれてくる双生児が、細胞分裂の際に何らかの形で細胞分裂がうまくいかず、くっついたまま別個体として不完全な状態で細胞分裂を繰り返した結果が原因の奇形です。
この発生率は、人種によって異なる場合が多いといわれています。
環境の劣悪さ
子供の頃から、悪い質の環境で汚染物を摂取しており、後天性から先天性に移行して何らかの弊害が子孫へ出ます。
飲料水と生活排水(糞尿含む)を同じ場所で使っている国は多く、ろ過ではなく直接飲んでいるなど、体への影響により子供が結合してしまう可能性もあるようです。
他にも原因は多く考えられるそうですが、日本では殆ど見られないため恵まれている環境のように思えますね。