こんにちは！
世界仰天ニュースで「秋葉原耳かき小町殺人事件」が取り上げられます。
この事件は2009年に起きた
耳かき店員らが殺害された事件で、
別名「新橋ストーカー事件」です。
今回は、秋葉原耳かき小町殺人事件の真相
や内容について、犯人の人物像や時系列を
まとめてみました。
耳かき殺人事件の概要
新橋ストーカー殺人事件(耳かき小町殺人事件)を時系列にまとめてみます。
犯人 林貢二が耳かき店に
・2008年2月 犯人である「林貢二」（当時41歳）は、ネットで知った東京都秋葉原の耳かき専門店「山本耳かき店」に訪れ、ここからこのお店に通い始めます。
当時勤務していた店舗のナンバー1の人気嬢である、「江尻美保（えじりみほ）」さん(当時21歳)を指名します。お店での名前は「まりな」として活動していました。
林貢二はすぐに江尻美保さんのとりこになり、お店に通い1日に6時間以上いる日もあったそうです。
ちなみに料金は1時間5000円近くしたそう。
決して安くはない金額ですよね。
それでも林貢二はお店に通い江尻美保さんに接客してもらうたびにどんどんハマり
「もしかしたら客以上の存在になれるかもしれない」
と思うようになって、さらに大金をつぎ込むように。
最終的に店に費やした金額は200万円にも上ったそう。
「まりなちゃん」のために。
その気持ちも分からなくもないんですよね。
というのも、この耳かき店では嬢の膝に
頭をのっけて1対1で接客をしてくれる
というもので、女性との距離が近く合法的に
「おさわり」のようなことができるサービス
だったため、客と店員の距離が近すぎて
「疑似恋愛」のようになるという問題もありました。
まりなちゃんとの別れ
2009年4月5日、林貢二はまりなちゃんこと
江尻美保さんに恋愛感情から、
「店の外であってほしい」と話しました。
これは林貢二からの告白だったことでしょう。
当然もちろんのこと江尻美保さんはこれを
拒否し、店からの来店を拒否されました。
これを林貢二は「拒否」を通り越して「拒絶」と捉えたのかもしれません。
別れが憎悪に
拒絶された林貢二はその後これをきっかけ
に、江尻美保さんをストーカーすることになります。
ストーカーされていることに悩んでいた
江尻美保さんは、これを周囲に相談したり
警察にも相談をしていました。
事件発生
殺人事件が起きたのは2009年8月3日の朝。
江尻美保さんを執拗に追い続けた林貢二。
その拒否されたことが恨みへと変わり、
東京都港区西新橋にある
江尻美保さんの自宅へ押し入りました。
持っていたのはハンマーと果物ナイフと包丁。
この所持品からも相当な恨みがあったことがわかります。
家へ入った林貢二は、一階にいる最初に
出てきた江尻さんの祖母をナイフで
メッタ刺しにして殺害。
次に2階で寝ていた江尻美保さんの首を刺し、重傷を負わせます。
美保さんはその後病院へ搬送されましたが、治療もむなしく死亡しました。
ここで気になったのが、初めに出てきた祖母はその場で死亡するほどナイフで刺した一方で、美保さんは重傷になる程度でやめたというところ。
首を刺しているため殺す気でいたのは間違いないですが、めった刺しにした祖母と比べてすこし加減をしたように思えます。
ここにはかつて耳かきをされていた当時の好きだった気持ちが蘇ってきたのではないかと思いました。
犯人 林貢二の判決
犯人の林貢二はその後逮捕され裁判で裁かれます。
判決は「無期懲役」
裁判官には、
「極刑に値するほど悪質なものとは言えない」
「恋愛に近い好意の感情を抱いていたからこそ、来店を拒絶されたことに困惑し、抑うつ状態になった」
「この絶望感が怒りや憎しみに変化してしまい、殺害を決意するに至った」
と判断され、死刑ではなく無期懲役になったとのことです。
ネットでは、「殺害されたのは自業自得だ」という意見もありました。
「キャバクラなどと同じ風俗のような職だったし、客に対して恋愛的好意を持たせるような接客をしたのが悪い」
といった内容でした。
ですが、それは絶対にNOです。
江尻美保さんはまりなとしてお客さんに対し
誠心誠意喜んでもらうため、
接客するのが当たり前で、
それを自分の好きという気持ちだけを
一方的に押し付け、最終的に殺害にまで
至った犯人の林貢二の方が悪いに決まっています。
あまりにも理不尽な事件であったのは間違いありません。
犯人の林貢二の現在や生い立ちについてはこちら↓
