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【アンビリバボー】タイの洞窟遭難事故の救出劇がヤバい!少年達のその後は?

こんにちは!

ゲリラ豪雨や竜巻など自然災害が毎年

起こっていますが、今年もひどいですよね。

今回のアンビリバボーでは

「命をつなげ!1%の奇跡を信じたヒーローSP」

で取り上げられる、13人が遭難した、

タイのタムルアン洞窟遭難事故

救出方法やその後について見ていきます。

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タイのタムルアン洞窟遭難事故

 

2018年6月23日、地元のサッカーチーム

「ムーパ・アカデミー」のメンバーである、

コーチ1人と少年ら12人計13人が、

洞窟に探検をしに入りました。

 

報道によると、彼らはサッカーの練習後に

洞窟で誕生日パーティーを開くことを計画

していたそうです。

 

当時は雨季だったため、大雨で洞窟内に

大量の水が入り込み水位が上昇すると、

洞窟内の大半が水没したため、

脱出できない状況になってしまいました。

 

子供が帰ってこないと心配した親から

コーチへの連絡で発覚し、タムルアン洞窟

へ向かった事を知ります。

 

洞窟につくと入り口には自転車やバッグが

あったため警察などに通報しました。

 

その後、イギリスのダイバーにより

洞窟にいる13人を発見。

13人のいる位置は洞窟の入口からなんと

約5キロメートルの場所だったそうです。

ちなみに、洞窟の全長は10㎞もあります。

5キロって相当な距離ですよね。

やはり洞窟に入ってしまうと探検心が

出てしまい、どんどん奥に行ってしまう

のでしょうか。

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洞窟遭難事故の救出劇と悲劇

 

13人の救出は難航しました。

救助にあたった人数は、

ダイバー100人超、政府機関代表、警察官、

兵士やボランティアを含む推定10,000人

にものぼります。

 

救助にはイギリス、アメリカ合衆国、

オーストラリアなどの外国人もおり

日本人も救出にあたりました。

 

救助方法として以下の方法が挙げられました。

  • メンバーらにダイビング装置を装着させて脱出(洞窟潜水は危険かつパニックになって命を落とす場合もある)
  • ポンプによる排水で洞窟内の水位を下げて救助(1時間に1センチメートル程度で水位が下がっているが、雨季によって水位が上がるため、排水が間に合わない危険性がある)
  • 地上からの掘削(現場は標高の高い山とジャングルになっており、掘削するための重機が入れない。また洞窟内の正確な測量データがないと、現場を掘り当てるのはかなり難しいとされた)

 

最終的に決定した救出方法は、

子供たちの元へダイバーが行き、

ウェットスーツやマスクを着け

パニック防止のために鎮静剤を

注射した上で、ダイバー1人で1人を

救出する方法が取られました。

 

救出の途中、メンバーらがいる遭難現場

まで、物資を届けに行った元タイ海軍

ダイバーが亡くなってしまう悲劇も起こります。

 

死亡原因は、物資を届けに行った帰りで、

空気タンクの残量がなくなったからと

されています。

 

この救出の際、洞窟の水位を下げるために

排出された水はなんと10億リットル

超えたそうです。

これはオリンピックサイズのプール

400個分に相当する量です。

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遭難者13人のその後は?

 

遭難したコーチを含む13人全員は

無事救助されました。

 

救助された少年たちは、サッカーが縁で

イギリスのプロサッカーチーム

「マンチェスター・ユナイテッドFC」

に招待され、2018年10月にホーム

スタジアムのオールド・トラッフォードで

行われた試合を観戦、主力選手との面会

も果たしました。

 

また、救出の際に使われた日本産の

蓄光素材の縁で、2019年4月に福島で

中学生を中心としたJヴィレッジSCと

交流試合も行いました。

 

そしてこの事故をテーマとした映画

「THE CAVE サッカー少年救出までの18日間」

が2019年11月に公開されました。

 

タルムアン洞窟近くには殉職した

ダイバーの像が建てられ、

訪れる観光客は事故前の年間5000人ほど

から140万人へ増え、観光地化しています。

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