2023年も「世にも奇妙な物語」が放送されます。
世にも奇妙な物語23秋の特別編ということで、初出演の西野七瀬さんが主演のドラマ「走馬灯のセトリは考えておいて」。
こちらの原作元ネタや結末ネタバレはあるのか？について見ていきます。
西野七瀬が主演の原作･元ネタは？世にも奇妙な物語2023
世にも奇妙な物語23で放送される、西野七瀬さん主演ドラマ「走馬灯のセトリは考えておいて」の原作元ネタは
柴田勝家さんの「走馬灯のセトリは考えておいて」です。
SF短編集の中にある一つから今回世にも奇妙な物語に選ばれました。
西野が『世にも奇妙な物語』初出演にして初主演で演じるのは、ライフキャスターという職業に就く、小清水イノリ。舞台は近未来。人の生活を記録するライフログという機能の発展により、死後その人の人格・姿形をロボットに注入することで、まるでその人のクローン（ライフキャスト）を作れるような世界になっていた。
物語は、イノリのもとにバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャストの制作依頼が舞い込んでくるところから始まる。イノリはそのバーチャルアイドルの過去をさかのぼって調べていくうちに、その依頼主の衝撃的な事実を知ることになる。西野はこの役について「等身大で演じることができたので新鮮な気持ちでした」とコメント。これまで数々の話題作品に出演してきた西野が『世にも奇妙な物語』が描く近未来SFドラマでどのような演技をみせるのか。
走馬灯のセトリは考えておいてが無料で読める！？
走馬灯のセトリは考えておいては2023年11月現在、冒頭部分をためし読みすることができます。
これは、世にも奇妙な物語でのドラマ化放送を記念してのようです。
『世にも奇妙な物語』でドラマ化！「走馬灯のセトリは考えておいて」試し読み
これは嬉しいですね！
こちらは電子書籍でも読めます！
結末ネタバレ│走馬灯のセトリは考えておいて
走馬灯のセトリは考えておいてを読んだ人の感想レビューを紹介します。
ネタバレあり感想・レビュー
短編集。いろんな傾向の作品群で一人の人間の著作とは思えないぐらい。よかったのは最後の２編。「姫日記」はクソゲー攻略日記。バグが多いクソゲーがなぜか人気で著者もおおはまりした経験からできたものらしい。異世界転生ものの風をよそおいつつリセットボタンをおすのであった。最後の１編が表題作。バーチャルアイドルの真実を描く。生前の行動をAIに覚えさせ死後も本人のように行動できるよう調整する仕事、魂のエンバーミングができるのか？という主題。このアイドル、実はその技術者の父親（既死）もファン。
主人公が聞いたこともない話を始めるのである。父の魂はAIに移ったと言える気がする中、アイドルの魂はどうなったのだろうか？というお話。なかなかの出来だと思う。他は少し実験的すぎる。宗教的原虫が無線を通じて火星の機械に感染し機械は自我をもつ的な話を宗教史のように語る。ギブアップした。人類が滅亡したのち、異星人が意識を飛ばして東京で生活しノスタルジーを感じる不思議な話。地に足がついてない感じ。クランツマンの秘仏は既読なので今回はスルー。オンライン複男。複男をオンラインでやるってありそうなジャストアイディア。
表題作についてはいろいろ考えちゃうね。ここで描かれたのは記憶や記録をベースにした実在の人の似姿としてのVTuber（の中の人）だけど、これは中の人がいない純粋なAIと人との中間みたいな存在だよね。なんていうか、たぶんここが重要なところで、純粋なAIによって動かされるVTuberがどんなに自然に見えたとしても、やっぱり中の人にはいてほしいという気はする。そこには血の流れる感覚というか、ドラマ性のようなものが成立するから。この作品のライフキャストって、人の業や原罪を引き継いだAIと言えてしまうんじゃないか。
柴田勝家先生の短編集。特に標題の「走馬灯のセトリは考えておいて」が秀逸でした。解説でも語られている通り、信仰・宗教・棄教を軸にした短編集でしたが、最終的に儀式を生者の物という定義付けから、死者の物でもあるというメッセージを感じた。イノリが柚崎と対峙する事で得られた事実は、記憶が個人を形成しているからこそ、最後に手を合わせることができた黄昏キララは黄昏キララたり得たのかと感じる。恐らく、今のvTuberも中の人とは関係ない、実存として感じられたところが非常に面白かったし、何より号泣しながら読みました。
好評の意見や感想が多く見られました。
面白いと感じる人が多いようですね！
ドラマに出てくる黄昏キエラは七海うらら
ドラマ中に出てくるバーチャルアイドルの黄昏キエラ役は七海うららさんです。
七海うららさんはYouTubeで歌ってみたなどを投稿するバーチャルシンガー。
七海うららさんについて詳しいことはこちらに書いてみました。
ぜひ見てみてください！
