こんにちは！
世界仰天ニュースで「日本を震撼させた脱獄犯2時間スペシャル」として市橋達也が取り上げられます。
市橋達也と言えば、外国人女性を殺害し、整形を繰り返しながら2年7か月も逃亡した殺人犯で、当時日本を震撼させましたよね。
その市橋達也の3年近くにわたる逃亡生活の中で「お遍路」をしていました。
その理由は「死人が生き返る」だったそうなんです。
なので今回は、市橋達也のお遍路に絞って見てみます。
ということで、市橋達也がお遍路をした詳しい理由や、そのルートや経路、その逃亡生活と現在について見ていきます。
市橋達也の961日に及ぶ逃亡生活
市橋達也が遍路に行くまでの逃亡生活について簡単にまとめます。
市橋達也は2年7か月の計961日に及ぶ逃亡の末逮捕されました。
2007年3月26日 事件発生
2007年3月26日、市橋達也によって外国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさんが殺害されました。
警察の捜査を逃れるために、顔の整形や偽名で働くなど日本各地を転々としながら逃亡を続けます。
逃亡するために北上
逃亡した最初のうちは、埼玉県・群馬県・茨城県などの北関東周辺を転々としていました。
その後、静岡県に行ったのち本州最北端の青森県まで北上することを決め、新潟を経由して青森まで行きます。
青森駅前の公園で1週間ほど寝泊りをすると、青森の経済状況が良くなくこのままでは生活できないと思ったため、働くことを決め再び南下することにしました。
仕事に就くために南下
お金がなくなるため働くことにした市橋達也は、大阪府の西成に行くと、職業の紹介所を訪れますがここでは仕事に就きません。
おそらくですが、大阪で働くとさすがに人の目が多く捕まる可能性が高いと踏んでいたのでしょう。
あるいは、大阪に来たものの予想以上に自分の指名手配が目にできる状態だったのかもしれません。
その後、岡山県を経由し、お遍路をすることとなる四国に移動することになります。
市橋達也お遍路の理由は死人の生き返りだった
市橋達也は逃亡生活の中で「お遍路」をしていたことが分かりました。
お遍路とは？引用
「お遍路」とは、約1200年前に弘法大師（空海）が修行した88の霊場をたどる巡礼のこと。
巡礼の旅は徳島からはじまり、高知、愛媛、香川の順にめぐるもので、
(中略)
その道のりは約1400kmにも及び、すべての札所を巡拝することで願いが叶ったり、弘法大師の功徳を得られるといわれています。
お遍路ですべての場所を巡ると願いが叶うとされており、市原達也もこの”願い”のために四国でお遍路をしました。
その理由とは、そしてその”願い”とはいったい何だったのでしょうか。
殺害した女性の生き返りを信じていた
市橋達也がお遍路をした理由は、「殺害した女性の生き返り」を本気で信じていたから、でした。
でもなぜ死んだ人が生き返ると信じたのか？
それは市橋達也が、小説「死国」を読んでいたためとされています。
この小説「死国」は、「逆打ち」と呼ばれる、八十八か所を逆に回って死者を蘇らせる話を基にしたミステリー小説。
お遍路で札所にお参りすることを「打つ」といい、四国霊場を第1番から順番に時計回りに巡拝することを「順打ち」、第88番から反時計回りに巡拝することを「逆打ち」と言います。
この「逆打ち」をすると、通常のお参りよりも御利益が３倍得られるといわれています。
本当に死人がよみがえると思ったからこそ、通常より願いが叶うとされる「逆打ち」をしたのでしょう。
ただ、ここでふと気になったのが、市橋達也が本気で「殺害した女性を蘇らせたかった」と考えていたこと。
もし本当に死人を生き返らせたいと考えていたなら、自分のしたことに心からの罪悪感があったのでは？と思ってしまいます。
自らの手で殺害した女性が生き返ると信じたことから考えられる理由として、
- 殺した罪悪感から、本気で生き返ってほしいと願ったから（贖罪のため）
- 警察から逃げるこの生活が嫌で、女性が生き返り、何もなかったことにしたかったから
があるかなと感じました。
いずれにせよ、「殺さなきゃよかった」と思っているはずですよね。
どこかしらか、殺したことを心から反省しているようにも感じます。
ただ、市橋達也自身は自首することは考えていなかったようです。
「逮捕されればさらしものになる」「指名手配されると、自首しても刑は軽減されない」として、自主的な出頭は考えていなかった。引用：wiki
本当に被害者への贖罪としてお遍路を行ったのかは、本人しか知り得ませんが、被害女性が生き返ってほしかったのは、市橋達也はもちろん、被害者も被害者遺族も願ったことでしょうね。
市橋達也の現在
市橋達也の逮捕から現在を見ていきます。
市橋達也の逮捕
市橋達也は指名手配の写真からバレなくするために、整形外科で整形手術を受けようとしました。
しかし、ほくろ除去を不審に感じた病院が通報。
このことが報道されると、働いていた建設会社も気づき警察へ通報。
2009年11月10日、神戸市のフェリーターミナルから乗船しようとする、市原達也をみつけ逮捕に至りました。
裁判と判決
初公判は2011年7月4日。
起訴状の公訴事実は、殺人罪・強姦致死罪・死体遺棄罪。
2011年7月21日、検察側の求刑通り、市橋に無期懲役の判決を言い渡しました。
2012年4月25日に判決が確定し、市橋達也は長野刑務所へ収容されました。
市原達也の現在
市橋達也は現在、長野刑務所で服役しています。
真面目に獄中で働いているという情報もあるようです。
無期懲役刑のため、仮釈放などはされることはないとされていますが、無期懲役でも、30年の服役で仮釈放が認められることがあるようです。
といっても、仮釈放の条件は「真面目に服役していること」
仮釈放になる確率はかなり低いようですが、もし市原達也が仮釈放されるなら
30年目の、2042年（判決が2012年のため）以降になるでしょう。
どちらにせよ、まだかなりの年数を刑務所で過ごすことになりますね。
まとめ
今回は市原達也のお遍路した理由や、
逃亡生活と現在について見ていきました。
自分の手で殺した女性を本気で生き返ると
信じていた市橋達也。
もしかすると、意外にも贖罪のためにお遍路を
「逆打ち」で回ったのかもしれませんね。
まだまだ刑務所での生活は続きそうです。
